令和5年9月12日(火)午後、保健理療科を対象とした施術所実習講座が行われました。これは実際に治療院などを開業されている先生にお話を聞き、将来の進路を考える一助とする行事です。
本年度の講師の先生は本校を平成20年度にご卒業された、山本浩二先生でした。山本先生は日野市大坂上で「大坂上3丁目治療院」を開業されており、ちょうど、お邪魔した前日の9月11日は開業14周年の記念日だったそうです。
講座の内容は講義と実技指導です。講義では開業までの変遷や治療院経営に関する先生のお考え、施術者としての心構えが話され、さらに「技術は多く手にしておくこと」「学校での環境がすごく恵まれていること」「学生のうちにやれることはやる」など、学生としての心構えについてもご指導いただきました。<br>
実技では限られた施術時間の中で、いかに患者様に満足していただくかという患者様ファーストの考えと、主訴による施術パターンの違いなど、工夫を凝らした施術技術の紹介をいただきました。
見学した生徒は「日々の学校での授業はもっと真面目に受けなくてはいけない」、「山本先生の『患者様からの信頼』という言葉に重みを感じた」、「すごく施術が工夫されていてスゴイ!」など、様々な感想がありました。
残暑が厳しい中での行事でしたが、自分自身を見つめなおす良いきっかけとなる有意義な時間でした。生徒たちが、施術者として、今後も精進していくことを願います。
山本先生、お忙しい中、ありがとうございました。
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