(番外編2) 盲学校の部活動の紹介

 八盲の中学部・高等部には「スポーツクラブ」という部活動があります。
 現在、部員は中高合わせて12名です。高等部は普通科だけではなく理療科の生徒も参加しています。スポーツクラブの活動では、年間各時期に行われるスポーツ大会に合わせて、様々なスポーツに取り組んでいます。1年間のおよその流れは以下の通りです。

(4〜5月)
 5月の東京都障害者スポーツ大会に向けて(陸上競技、サウンドテーブルテニス)

(6〜9月)
 7月の関盲体連(関東地区盲学校体育連盟)フロアバレーボール大会高等部の部、9月の中学部の部に向けて
 高等部は、7月に行われるフロアバレーボール地区大会に優勝すると、全国大会への切符を手にすることができます。本年度は関東地区代表の埼玉県立塙保己一学園が全国優勝しました。本校も優勝を目指して頑張っています。

(8〜9月)
 9月の関盲体連サウンドテーブルテニス大会に向けて

(9〜10月)
 10月の関盲体連ゴールボール大会に向けて

(10〜11月)
 11月の関盲体連陸上競技大会に向けて

【サウンドテーブルテニス】

 平成29年9月23日、関盲体連サウンドテーブルテニス大会(八王子盲学校会場)でプレーする八盲選手。この大会では、中学部女子の部で、準優勝と第3位の成績を残しました。

【ゴールボール】

 平成29年10月14日、関盲体連ゴールボール大会(文京盲学校会場)でプレーする八盲チーム高等部チーム。この大会はトーナメント戦で行われました。八盲は中学部1チーム・高等部1チームが参加しましたが、残念ながら入賞は逃しました。しかしながら、大会に向けた猛練習の成果もあり、随所に良いプレーが見られました。

【フロアバレーボール】

 平成29年7月8日、関盲体連ゴールボール大会(横浜市立盲学校会場)での八盲高等部チームの様子。

【陸上競技】

 東京都障害者スポーツ大会陸上大会(駒澤陸上競技場)での、走り幅跳び全盲の部に出場の本校高等部選手の跳躍。この大会には11名の選手が出場し、金銀銅合わせて16個のメダルを獲得しました。

 本校を含め、各盲学校では、人数が少ないながらも生徒達が部活動を通して、積極的にスポーツに取り組んでいます。部活動で視覚障害スポーツと出会ってその魅力を知り、卒業後もさらに高いレベルを目指して取り組んだ結果、パラリンピックを始めとする国内外の大会ですばらし成果を得ている人がたくさんいます。また、各種スポーツ大会は、広域の交流の貴重な機会ともなっています。お互い切磋琢磨し、励まし合いながら、心身共に成長するという意味でも、スポーツを通じた交流は、大変意義深いものと言えます。