令和6年度 小学部の教育

1.小学部の紹介

 今年度の小学部の在籍児童は15名です。点字の教科書や拡大教科書、初期点字教材等を使い、自分に合った方法で、それぞれの目標に向かって学習しています。

2.教育目標

  • 基礎的・基本的な学力を育てる。
  • 友達を大切にし、思いやりの心を育てる 

  (1)普通学級

  • ア 健やかでたくましい心と体を育てる。
  • イ 思いやりの心をもち、協力して生きる意欲・態度を育てる。
  • ウ 基礎的・基本的な学力を育て、考える力を伸ばす。
  • エ 身近な社会に関わり、自主的に行動する力を育てる。

(2)重度・重複学級

  • ア 健やかな心と体を育て、体力の増進を図る。
  • イ 人と関わることを楽しみ、協力して生きる意欲や態度を育てる。
  • ウ 基本的生活習慣を身に付け、基礎的な力を育てる。
  • エ 身近な社会に関心をもち、関わろうとする意欲・態度を育てる。

3.教育目標を達成するための基本方針

  • 総合校としての特色を生かし、中学部・高等部と連携して継続的な教育活動を行う。
  • 児童の実態を把握し、学校生活支援シート(個別の教育支援計画)及び個別指導計画に基づき、指導内容・方法を工夫して個に応じた指導を行う。
  • 副籍制度の実施を通して地域指定校との交流を推進する。

(1)普通学級

  • ア 思いやりの心をもち、社会の一員として協力して行動できる力を育てる。
  • イ 教育活動全般を通じて豊かな心と体を育て、自己肯定感を高める指導の充実を図る。
  • ウ 行事や体験的な学習を通し、豊かな感性や自ら学ぶ意欲・態度を育てる。
  • エ 自己の障害を知り、生活経験を広げて、主体的に活動する態度を育てる。

(2)重度・重複学級

  • ア 人間関係を広げ、進んで協力しようとする意欲・態度を育てる。
  • イ 基本的生活経験確立し、安定した心身の成長を促す。
  • ウ 行事や体験的な活動、多様な経験を通し、自然や社会についての興味・関心を育てる。
  • エ 生活経験を広げ、生き生きと社会参加するための基礎的な学力を育てる。

4.児童数

児童数 1年 2年 3年 4年 5年 6年 合計
性 別
人 数 10

5.カリキュラム

(1) 普通学級(例5学年)

 


国語 自立活動 国語 算数 家庭科


算数 社会 算数 理科 家庭/国語
/社会


体育 社会 算数 理科 外国語活動


図工/総合 算数 外国語活動 自立活動 算数


図工/総合 音楽/社会 道徳 図/総
社/体
特別活動


理科 国語    音楽 国語

(2) 重度・重複学級(例2学年)

 


日常生活 日常生活 日常生活 図工 日常生活


国語・算数 自立活動 自立活動 図工 自立活動


体育 国語・算数 体育 日常生活 体育


生活単元 国語・算数 国語・算数 国語・算数 国語・算数


生活単元 音楽 生活単元 音楽 特別活動
   国語・算数      

6.主な行事

★1学期
 入学式[全校行事]
 新入生歓迎会[幼小合同行事]
 春の遠足
 点字・漢字コンテスト
 学習発表会[幼・小]
 全校文化祭

★2学期
 移動教室(4・5・6年)
 秋の遠足(1・2・3年)
 校外学習(重複学級)
 社会科見学(3・4・5年)
 学校公開[全校行事]
 都内盲交流会(4・5・6年)
 総合防災訓練[全校行事]
 散田小交流会
 修学旅行(6年)
 点字・漢字コンテスト
 もちつき会
 お楽しみ会〔幼小合同行事〕

★3学期
 1日入学
 職場体験学習(5・6年)
 卒業・修了を祝う会[幼小合同行事]
 卒業式[小中合同]]

7.授業の様子

 教科の学習は、一斉指導または個々の状況に合わせ個別指導や小グループで行っています。理科や社会では視覚に代わる感覚(聴覚、触覚)も使いながら、学習に取り組んでいます。体育は全体体育(1〜6年生)と、リトミックを取り入れリズムに合わせて様々な体の動きを学習する体育(低学年、重複学級)を行っています。 自立活動では、点字(点字盤)の練習や白杖歩行、視覚補助具の使い方やパソコンの操作、手指の操作など、それぞれの課題に応じて学習します。

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 点字の初期学習


ゴールボールのガードの姿勢の練習

社会 蝕地図
社会 触地図

国語 点字の導入
国語 点字の導入

国語 「スーホの白い馬」 馬頭琴と民族衣装
キーボード入力の練習
算数 そろばん
算数 そろばん

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